迷惑メールが無くならない理由
毎日大量に送りつけられる迷惑(スパム)メール。最近では、アンチウィルスソフトのスパムフィルターの発達もあって、減少傾向にあるものの、完全に迷惑メールを撲滅するにはいたっていません。
そもそも何のために、こういったスパム業者は大量の迷惑メールを送信するのでしょうか?
これは結論から言ってしまうと迷惑メールを送信することで利益が出るためです。
ジェフリー・S・ローゼンタール著「運は数学にまかせなさい」によると、メール1万通を送信するコストは約1ドルで、迷惑メール100万通につき約15通程度の返信が来るそうです。
100万通につき15通のリアクションなので0.0015%という恐ろしく低い返信率ですが、メールアドレスやメールを送信するコストが低いためビジネスとして成り立ってしまいます。例えば、100万通の迷惑メールを送信した場合、必要なコストは約100ドルで15通程度の返信が期待できるので、1通につき10ドルの利益しか上がらなくても全体としては、50ドルの純利益となります。
つまり、世界中の人が誰ひとり迷惑メールに対して返信をしなければ、業者も利益が出ないので迷惑メールの送信を辞めるでしょう。迷惑メールが無くなる日は来るのでしょうか?
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2008 年 11 月 7 日 |
カテゴリー:その他