IBMが水冷式スパコンを発表
IBMが水冷式スーパーコンピュータ「Aquasar」を発表しました。
IBM、水冷式スーパーコンピュータ「Aquasar」を発表
米IBMとスイスのチューリッヒ工科大学(ETH)は6月23日、冷却水も有効利用する新しい水冷式スーパーコンピュータ「Aquasar」の開発計画を発表した。従来のシステムと比較して二酸化炭素排出量を最大85%削減し、年間約30トンの二酸化炭素を削減できるという。
水冷式というと以前、このブログでも紹介したように冷却に使用しているファンを減らすことによる静音化が魅力的なのですが、この場合は二酸化炭素排出削減が売りのようですね。
二酸化炭素の排出量を減らすことよりも、私が一番興味を持ったのは、
冷却には10リットルの水が必要だが、冷却で生成された温水を冷却する際に生じる熱は大学構内の暖房システムで再利用される。
という点です。
通常、水冷式のパソコンの場合、熱で温まった蒸留水はファンを使って冷却しているのですが、その温水を暖房システムで再利用してしまうという発想が凄いです。
それにしても水冷式パソコンって、なかなか普及しないですね。あの静かさはかなり魅力的だと思うのですが…。
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2009 年 6 月 24 日 |
カテゴリー:その他