最高の内部リンクを構築するための10のポイント
SEOのリンク対策というと外部リンクに目が行きがちですが、内部リンクの重要性も見逃せません。
当然ながら、外部リンクに比べればSEOスコアは低いのですが、スモールワードであれば内部リンクのみでも上位表示が可能となります。
そして最大のポイントは、外部リンクの場合は、どんなアンカーテキストでどんな形式で張ってもらえるかは相手次第であるのに対して、内部リンクであれば100%自分でコントロール出来るという点です。
ここでは内部リンクを構築するにあたって、おさえておきたいポイントをまとめました。
1.内部リンクはWebマスターツールで確認
まず内部リンクをチェックする方法を確認しておきましょう。どのページにどこから内部リンクが貼られているのかは、GoogleのWebマスターツールで確認が出来ます。
それぞれのページに何本程度の内部リンクが張られているかが一目でわかるので非常に便利です。
2.ページ内の発リンクの数
ページ内の発リンクは100以内におさえます。ここで言う発リンクの数は内部リンクのみでなく、外部リンクも含んだ数です。1ページ内の発リンクの数に関しては、Googleのガイドラインにて言及されています。
発リンクが多すぎると、リンクジュースが分散してしまったり、クローラーが全てのリンクを辿りづらくなったりといったデメリットが発生してしまいます。
ちなみに、この100という数字はあくまでGoogleがガイドラインで示している目安にすぎないという点に注意しましょう。100はOK、101はNGといった意味ではありません。
3.3クリック以内に到達
サイト内の全てのページをトップページから3クリック内に到達出来るように内部リンクを設計することが推奨されています(Web担:サイト内リンクのSEOテクニック 3クリック以内での到達を)。
トップページから3クリックということは、構造的には4階層までということですね。
この3クリック(4階層)という数字は、ユーザービリティの観点からというよりも、クローラーがサイト内を満遍なく巡回出来るようにするための目安と考えておきましょう。
5階層目以降で、外部リンクがまったくないページの場合はインデックスされにくくなってしまいます。なお、末端ページにまで外部リンクが供給されているようなサイトであれば、この限りではありません。
4.どんな位置からリンクを張るか
ページ内のどこからリンクを張るのかも重要なポイントです。内部リンクとして効果があまり期待できないのは、サイバーやフッターからのリンクです。サイドバーやフッターのような、リンクの塊やサイト内で共通化している部分からのリンクは評価が低くなっています。
内部リンクは出来るだけコンテンツ内から張るようにしましょう。
5.どんなアンカーテキストでリンクを張るか
外部リンク同様に、内部リンクでもアンカーテキストにターゲットとするキーワードを含めることは効果的です。
ただ、内部リンクは全て自分でコントロール出来るだけに、SEOを意識しすぎると不自然なリンクになってしまいます。内部リンクのアンカーテキストが以下のようになっている場合は注意が必要です。
- ターゲットキーワードのみのアンカーテキストが頻出する
- 同じページに対して全て同じアンカーテキストでリンクを張っている
- サイドバーやフッターに羅列してあるリンクのアンカーテキストのほとんどにターゲットキーワードを含めている
6.特定のページに内部リンクを供給して順位UPさせたい場合
ある特定のサブページに対する内部リンクを増やして、その特定ページの順位を上げたい場合があると思います。
この場合、数を増やせば増やすほど効果があるかというと、そんなことはありません。10本よりも20本の方が効果は高いでしょうが、100本と110本ではほとんど差を感じられないのではないかと思います。
特に外部からの被リンクがまったくないページからの内部リンクの場合は、この傾向が顕著です。外部リンクを受けていないページからの内部リンクを数十本、数百本と増やしていっても、期待した以上の効果は得られないでしょう。
7.一つのページから同一ページへの複数リンク
一つのページ内に、ある同一のページへの発リンクが複数あった場合、Googleでは2つ目以降のアンカーテキストは無視するとされています。
参考記事:「最初のリンクの優位性はどのくらいSEOに重要なのか」
この同一ページへの複数リンクの話はよく聞くと思うのですが、Yahoo!では二つ目以降のアンカーテキストも加味する、Googleはアンカーテキストは無視するけどリンクジュースは渡す、など様々な要因が重なり合っているのが実情です。
この話題、正直な話あまり気にする必要はないのではないかと思います。
そもそも、検索エンジンのアルゴリズムは突然変更されることがあります。Googleは二つ目以降のアンカーテキストを無視するというアルゴリズムも、突然変更されてもおかしくありません。
とりあえず、「検索エンジンは一つ目のリンクの方をより評価する」ということを頭の片隅に置いておく程度で、細部にまで拘る必要はないでしょう。
こういったことに時間を取られるよりも、やるべきことはたくさんあります。
8.関連性の強いページからリンクを張る
内部リンクを張る場合は、出来るだけ関連性の強いページにリンクを張るようにしましょう。関連性の強いページにリンクを張ることは、SEOの観点からもユーザービリティの観点からも効果的です。
関連性が強いページがよくわからないという場合は、以下の記事を参考にして探してみましょう。
参考記事: 「関連性の高いページからリンクさせる、とっても簡単な方法」
9.検索エンジンからの評価が高いページからリンクを張る
特定のサブページの検索順位を上げたい場合は、検索エンジンから評価の高いページからリンクを供給するようにしてあげましょう。
検索エンジンからの評価が高いページというのは概して、被リンクの多いページですので、被リンクの多いページから、順位を上げたいページへリンクを張ってあげればいいでしょう。トップページからリンクを張るのが一番わかりやすいと思います。
また、site:コマンドを使用しても検索エンジンから評価の高いページを見つけることが出来ます。サイト内の全てのページのタイトルに共通とするキーワードが入っていて、そのキーワードが本文中でほとんど使われていない場合に使える方法です。
自分のサイトのドメインが「www.example.com」の場合であれば、
共通ワード sie:www.example.com
と検索してあげます。
このブログであれば
ウェブ力学 site:m-ishikawa.com/blog/
と検索します。
上位に表示されたページほど現時点において検索エンジンからの評価が高いページといえます。
10.ユーザビリティも考慮
ここまでSEOの観点を中心に述べてきましたが、内部リンクは検索エンジンだけのものではありません。
当然のことですが、ユーザビリティも考慮する必要があります。直帰率が以上に高い場合や平均ページビューが低い場合は、内部リンクの張り方に問題があるかもしれません。
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2010 年 4 月 19 日 |
カテゴリー:seo