俗説に惑わされないSEO

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SEOには、俗説として世間に広まっているものが数多く存在します。

例えば、

  • 相互リンクは効果がない、ペナルティの対象にもなり得る
  • 被リンクはリンク元のIPを分散させることが重要

などは非常によく耳にします。

ここで挙げた俗説が合っているかどうかはひと先ず置いておいて、こうした俗説が頭に入っていると、本来ならば悩む必要のないところで悩んでしまうことになります。

俗説の与える悪影響

例えば、ある企業が他の会社と業務提携を行った場合のことを考えてみましょう。業務提携先の会社と相互リンクをすることは非常に自然な行為のはずですが、上記で挙げた俗説が頭にあると、相互リンクをしてよいかどうか迷ってしまうのではないでしょうか?

IP分散にしても同様です。自社で3つのサイトを立ち上げようとする場合に、それぞれのサイト間でリンクを張りあう場合のことを考えると、同じサーバ上で運用するのか、全て別のサーバ上で運用するのか、迷ってしまうかもしれません。

どうして俗説は生まれるのか

では、どうしてこうした俗説は生まれるのでしょうか?これは、情報を断片的に収集していることが原因ではないかと思います。

相互リンクの例で言えば、数年前に流行った、なりふり構わず相互リンクの依頼メールを送信するような方法では、大きな効果が得られません。よく耳にする相互リンクは効果がない、というのはこのことを指していると思われます。

そういった方法ではなく、リンク集を整備して相手先を厳選した相互リンクであれば、今でも十分な効果が得られます。

被リンク先のIPアドレスの分散についても、被リンク先が全て同じIPアドレスであれば問題が起きるかもしれませんが、普通にWebサイトを運営していれば、被リンク先のIPは自然に分散されていくものなので、神経質になる必要はないでしょう。

また、自分の中で俗説を作ってしまっているケースもあるかもしれません。ある施策を行ったら順位が上がった、また逆に順位が下がってしまった場合に、この行為を行えば順位があがる、この行為は順位が下がると、思いこんでしまうケースです。

この思いこみが当たっている場合もあるのですが、大抵のケースは勘違いです。ミドルワードやビッグワードにおいて、検索順位が20位以内の場合であれば、一つの施策によって順位が大きく変動するということはほとんどありません。

俗説が正しいかどうかの判断基準

その俗説が正しいかどうかを判断する基準は、その行為が自然であるかどうかです。

相互リンクの場合で考えてみると、業務提携先と互いにリンクを張りあう、これは自然な行為ですね。まったく知らない人から名前も名乗らずに相互リンクを依頼された、これは不自然な行為です。

ネット上には様々な情報が転がっていますが、極端な俗説に惑わされないように注意が必要です。

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2010 年 6 月 28 日 |

カテゴリー:seo

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