「ページビュー」と「セッション」の違い

アクセス解析には様々な指標がありますが、その中でも「ページビュー」と「セッション」の２つは、最も基本でかつ重要なものです。

ただし、それぞれの指標の意味をきちんと理解していないと、せっかくのデータも宝の持ちぐされになりかねません。

あなは、「ページビュー」と「セッション」の違いについて明確に理解していますか？

ページビューとは、あるウェブサイトがブラウザ上で何ページ表示されたかを表す数です。略してPV(page view)と呼ぶこともあります。ある一人のユーザーがサイトを訪問して、10ページ閲覧した後に離脱した場合、ページビューは10となります。

通常、アクセス数と言った場合は、このページビュー数のことを指します。

一方、セッションとは、サイト訪問者の一連の動きを指します。セッション数をビジター数と呼ぶこともあります。あるユーザーが、サイトを訪問して何ページ表示させたとしてもセッションは1です。このユーザーが一定期間後に、再びサイトに訪れればセッションは2となります。

“一定期間後”と書きましたが、Google Analyticsでは30分がセッションのタイムアウト時間です。あるユーザーがサイトを訪れて、その後一度ブラウザを閉じたとしても、30分以内に再び訪問すればセッションは1とカウントされます。

逆に、あるユーザーがサイトを訪問して30分以上同一ページを見ているとセッションが切れてしまいます。この場合は、そのユーザーが別のページに移動するとセッションは2とカウントされてしまいます。

もうひとつ、「ページビュー」と「セッション」の他に「ユニークユーザー」という指標もあります。これは一定期間内にサイトを訪れた重複の無い人数です。Google Analyticsの場合、サイトに訪れたユーザーをcookie（クッキー）を使って判別しています。

これら３つの指標の大小は、
ページビュー数　≧　セッション数　≧　ユニークユーザー数
となります。

アクセス解析ツールは、様々なデータを提供してくれます。ひとつひとつの指標の意味をきちんと理解して、サイト運営に生かせるようにしましょう。

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