Yahoo!がスポンサー枠の背景色を無くしたことについて
すでにご存知の方も多いと思いますが、Yahoo!が検索結果の上部に表示していたスポンサー枠の背景色をなくしてしまいました。
上下にボーダーラインが入っているものの、スポンサー枠と自然検索のページの区別がつきにくくなっています。
とういか意識してないとスポンサー枠のページをクリックしてしまいそうになります。
これにより、スポンサー枠のクリック率が高まることは間違いないと思います。
しかし、これは長い目で見た場合、本当にYahoo!にとってプラスになるのでしょうか?
広告主にとって、クリック率が高まることは必ずしもよい傾向とは言えません。むしろ、誤認クリックが増えてコンバージョン率が下がる危険性をはらんでいます。
ユーザーは、何か調べ物をしていて”情報”を求めて検索する場合と、何か購入しようとしていて”商品やサービス”を求めて検索する場合とがあります。当然、広告主が自分のサイトに来てほしいのは、何かを購入しようとしていて検索するユーザーです。
ところが、今回の変更で背景色をなくしたことにより、何か調べ物をしているユーザーがスポンサー枠のページをクリックしてしまう可能性が高くなったのです。
誤認クリックが増えてコンバージョン率が低下すれば、広告主はクリック単価を下げざる負えません。
クリック単価がこれまでより低くなることは、当然Yahoo!にとってもマイナスです。
この背景色の変更については、特にアナウンスもないため、テスト的に行っていて数日後にはもとに戻る可能性もあると思っています。
このところの新サービスのリリースと検索結果画面の仕様変更があまりにも矢継ぎ早に行われているため、逆にYahoo!大丈夫か?と心配になってしまいます。
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2008 年 12 月 4 日 |
カテゴリー:yahoo