水冷式パソコン 静音化の魅力
今回はウェブとは関係ありません。パソコン内部の冷却と静音化についての話です。
水冷式パソコンというものをご存知でしょうか?
水冷式とは、蒸留水を使用してパソコンの熱源を冷やすというものです。
パソコンの内部は熱を発するものであふれています。パソコンを起動しただけで、電源部分やCPU、チップセットなどは熱を発します。さらに、ゲームの3Dグラフィック処理のように負担のかかる処理を行えば、高熱化が進みます。
パソコン内部の精密機器は熱に弱いため、これらを冷却する必要があります。
通常、冷却にはファンを使用して風を送り込むことで熱源部を冷やしています。いわゆる空冷式というやつです。
しかし、この空冷式には大きな弱点があります。それは騒音(ノイズ)です。
パソコンの箱を開けてみるとわかりますが、複数のファンが取り付けられています。電源ファン、CPUファン、チップセット(ビデオカード)ファン、排気ファンなど最低4つは取り付けられているのではないかと思います(※最近の新しいパソコンはもう少し少ないようです)。
これらのファンがパソコン起動中は回転し続けるので、非常にうるさくなるわけです。
ここで水冷式パソコンの登場です。
水冷式は、熱源部に接した金属板を蒸留水で冷却します。熱で温まった蒸留水はポンプとホースで循環させて、ファンを使って冷却します。ファンをまったく使用しないという訳ではありませんが、その数を一つに減らすことが可能になります。
サラリーマン時代に一度だけ使用したことがあるのですが、驚くほど静かでした。極端に言えばパソコンを起動しているかどうかがわからないほどです。
もちろん、ハードディスクを読み込む音などは発生しますが、空冷式パソコンと比べると雲泥の差があります。
まだまだ、水冷式パソコンは高額なマシンが多いですが機会があれば一度試してみてはいかがでしょうか?
水冷システムを自作する方法。もあります。部品が高いことと液漏れが怖いので私は試していませんが…。
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2008 年 12 月 23 日 |
カテゴリー:ウェブ全般