シンガーポール アジアで最も豊かな国
昨日(2/15)のNHKスペシャルでシンガポールが取り上げられていました。
一番驚きだったのは、一人当たりのGDPが最新の統計で日本を超えたという事実。数字上はアジアで最も豊かな国になってしまったわけです。この事実は勉強不足のせいかまったく知りませんでした。
シンガポールは赤道直下、天然資源もなければ、水の確保も自国だけではままならないような環境にあります。そんな状況で成長を支えているのが、国家をあげての人材確保戦略です。科学者や研究者を中心に高度専門人材を破格の待遇で迎え入れています。但し、徹底した能力主義で、どんなに努力していようが成果の上がらない研究者は国を追い出されてしまいます。
その一方で、建設現場などで働く未熟練の外国人労働者に対しては冷たい扱いを貫いています。シンガポールの首相は記者会見の中で、「外国人労働者はシンガポールにとって調整弁に過ぎない」とはっきりと語っていました。
徹底した能力主義が労働者を幸せにするかどうかは別にして、国家が強くなるという意味では有効な手段に思えます。少なくとも日本のようにノンワーキングリッチが生まれることはないでしょう。
ところで、このNHKスペシャルの沸騰都市シリーズは内容もさることながら、タイトルもユニークで、
- 第1回 ドバイ 砂漠にわき出た巨大マネー
- 第4回 イスタンブール 激突 ヨーロッパかイスラムか
- 第5回 ヨハネスブルク “黒いダイヤ”たちの闘い
- 第6回 サンパウロ 富豪は空を飛ぶ
など、ついつい番組を見てしまうようなタイトルが並んでいます。特に「サンパウロ 富豪は空を飛ぶ」、このタイトルは好きですね。ブログ記事のタイトルの参考にしようかな…。
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2009 年 2 月 16 日 |
カテゴリー:その他