最速ブラウザ争いについて
Microsoftが「IE8は最速のブラウザである」という発表をしたのは記憶に新しいところですが、最速ブラウザ争いについて面白い記事がありました。
最近のブラウザはどれも十分に高速で、ブラウザの速度が気になるケースはほとんどない、それなのに何故各メーカーはそれほど速度にこだわるのか?といった内容の記事です。
どうしてブラウザメーカー各社が高速化にこだわるのか、についての記事の見解は以下のようなものです。
わたしが思うに、なぜならそれは「性能は各種の基準の中でも唯一、メーカー各社が自らのよりどころとすることのできる非客観的な基準だから」ではないだろうか?
大抵のユーザーは「動作が気に入っているから」とか、「機能やUI、あるいは拡張性が気に入っているから」とか、あるいは「とにかく快適だから」といった理由でブラウザを選択している。一方、ユーザーが気に入るようなブラウザを開発するよう開発者に指示するのは難しいが、自らのブラウザが競合ブラウザよりも高速だと主張できるような方法を編み出すよう開発者に指示するのは、それと比べればはるかに容易だ。
開発者に指示するのが容易だというのもうなずけますが、製品の性能をアピールしやすいというのも要因の一つではないかと思います。
どんなにUIに優れていたり、使い勝手が良かったりしても、それを適格にPRすることは非常に困難に思えます。それに対して製品の速度はユーザーにダイレクトに伝えることが出来ます。
また、IEに関してはイメージも大きいのではないでしょうか?古くからWebに深く関わってきた人でIEをメインのブラウザにしている人は少ないと思います。こういった人たちは”IEは遅い”という固定観念を持っています。
この固定観念を打ち破るという点では、今回のIE8は最速という発表は意味のあるものだったのではないかと思います。
追記
投稿直後、こんな記事を見つけました(笑
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2009 年 3 月 18 日 |
カテゴリー:ウェブ全般