使用しているADSLモデムに不具合が見つかりました

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少々古い話(約二ヶ月前)ですが、私が普段使用しているADSLモデム-NV3 のソフトウェアに不具合が見つかったようです。

NTT東日本及びNTT西日本(以下、NTT東西)は、お客様に提供している「050IP電話」※1対応ADSLモデム等※2(以下、対象機器)の一部機種にソフトウェアの不具合があり、電源投入後、約6年9ヶ月間(2485日間)連続して利用すると、対象機器に接続した電話機からの発信および「050IP電話」への着信ができなくなるとの報告を納入メーカから受けました。

対処法は二つあり、ひとつはソフトウェアのバージョンアップ、もうひとつは電源アダプタコードの抜き差し、です。ひとつめはいいとして、ふたつめの対処法が気になるところですね。

どうも、連続使用したときのみ発生する不具合で、定期的に電源を抜き差ししていれば発生しないようです。まあ、年に数回ほどネットワークの接続がうまくいかない場合があり、そんなときはADSLのモデムの電源を抜き差ししているので、6年9ヶ月間も電源を投入し続けるケースというのは稀な気がします。

それにしても、6年9ヶ月間(2485日間)という期間が謎です。通常、こういった一定期間経過後に発生する不具合というのは、タイマーの数値が桁あふれすることにより起こります。2038年問題もそのひとつですね。

2485日間を秒数に直してみると、2485*24*60*60 = 214,704,000 となります。32bitの符号付き整数型の最大値が2,147,483,647ですので、もしかしたら内部タイマーをsigned int型で持って、どこかでその値を10倍していたのかもしれません。

ひとつ言えることは、タイマーは必ずいつかは桁あふれを起こすということです。2038年問題は、経過秒数が32bitを超えることによって起きますが、経過秒数を64bitで持ったとしても292277026596年にはやはり桁あふれを起こします。

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2009 年 4 月 6 日 |

カテゴリー:その他

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