Bing日本版に思うこと

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Microsoftの新検索エンジンBingが米国で好調のようです。リリースから2週間程度たってもアメリカでの検索シェアは二桁をキープし、専門家によるレビューも概ね高評価のものが多いです。

問題は日本版のBingです。


MSNのサイトで検索をすると、強制的にBingにリダイレクトされる仕組みになっていますが、どうやら日本版のBingは画面だけの変更で中身はLive Search (MSN Search)のままのようです。

マイクロソフト Bing 米国版 レビュー
残念ながらBing日本版は従来のLive Search (MSN Search)と同じものなので、それを使って”Bing”の評価をしても仕方がありません。

リリース直後にBingを使ってみたときに、米国版のような新機能は日本版には無いことはわかったのですが、普段検索に使用してないためアルゴリズムまで一緒かどうかはよくわかりませんでした。

中身は変えずにブランドだけ変えたわけですが、

マイクロソフト Bing 米国版 レビュー
問題はBing日本語版。いまの状態だったらブランド変更せずにLive Searchのままにしておいて、Bingらしい新機能を実装するタイミングでBingブランドに変更とかでもよかったんじゃないでしょうか。

渡辺氏も指摘するように日本版はブランドを変更する意味があったのでしょうか?

ある程度、検索エンジンに直結したビジネスをやっている人であれば、日本版BingはLive Searchのままであるということを知っている人が多いと思いますが、検索エンジンから少し離れてたところにいるとそんな情報は伝わらないでしょう。

実際問題として、日本版Bingをレビューしてダメ出しをしてしまっている方もいます。かなり影響力のある人のレビューも見かけたので、日本版Bingは相当なマイナスイメージをこうむった可能性もあります。

日本版Bingのリリースがいつになるかわかりませんが(おそらく相当先な予感)、マイナスからのスタートは避けられないでしょう。

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2009 年 6 月 21 日 |

カテゴリー:microsoft

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