検索エンジンの変動にも負けないSEO

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ビッグワードで上位表示が出来れば、大量のアクセスを集めることが可能ですが、特定のキーワードからのアクセスに頼り過ぎるのは危険です。Yahoo!はアップデートの度に大きな順位変動を起こしますし、Googleでも先日不審な変動がありました。

こういった検索エンジンの状況下において、ビッグワードでYahoo!、Googleともに長期間安定して上位表示させることは至難の業というしかありません。


そこで、トップページだけでなくサブページへのランディングを意識したり、ビッグワード以外のスモールワードでの集客を考えたりすることが重要になります。

まあ、そんなことは今さら言うまでもないかもしれませんが、先日のGoogleの大変動でロングテールの重要性を再認識したということもあり、私の管理サイトを例に挙げ、ロングテールについて記事にしてみることにしました。

管理サイトのアクセス状況

以下は、ある私の管理サイト(ブログでなく商用サイト)における一ヶ月間のアクセス解析の結果を一部抜粋したものです。

■セッション数とキーワードの種類

セッション数とキーワードの種類

セッション数とキーワードの種類

■閲覧開始数のページ別の構成比

閲覧開始数の構成比率

閲覧開始数の構成比率

検索エンジン経由のセッション数が65000なのに対して、キーワードの種類が28000となっています。特定のキーワードでのアクセスを集めることは出来ていませんが、膨大な数のスモールワードによって集客しています。

また、閲覧開始ページもトップページが最も多いものの、その割合は全体の10%ほどで、サブページからのアクセスが多いことがわかります。

※12月、1月は年末年始を挟んだことによりアクセス数が安定してないため、11月のデータを使用しています。

ちなみにこのサイトは、ドメイン年齢が1年とちょっと、全体のページ数が500ページ弱、バックリンク数は2200ほど(日Yahoo!サイトエクスプローラーによる)です。ページ数もバックリンク数も特別に多い訳ではありません(正直、バックリンク数はもう少し何とかしたい…)。

ロングテールのメリット

このようにランディングページやキーワードの種類を多様化することで、予期せぬ検索順位のダウンから身を守ることが出来ます。

ドメインごと検索エンジンから嫌われてしまった場合には、どうしようもありませんが、例えばYahoo!においてトップページがランキング圏外に飛ばされても、このサイトであれば全体のアクセス数におよぼす影響は、ほんの数%におさえることが出来ます。

また、ビッグワードやミドルワードで上位表示できていない状態でこれだけのアクセスを確保しているので、今後、バックリンクを増やしていくことで、各キーワードの検索順位を押し上げ、さらに大幅にアクセス数を増やすことが出来るというポテンシャルを持っているともいえます。

ロングテールを実現するために

ロングテール化に欠かせないのが、サイト全体のページ数と1ページ内のテキスト量です。ある程度のページ数とテキスト量とが無ければロングテールは実現出来ません。

もちろん、テキストはとにかく書けばいい、という訳ではなく、そのページのテーマに合わせて関連するキーワードを意識しつつも文章は自然な形で書いていく必要があります。

ここで紹介したサイトの場合は、フッターやサイドバーなどの共通部分を除いて、最低1500文字程度のコンテンツ量になることを意識してライティングしています。

まとめ

この記事で言いたかったことは、

  • ビッグワードで上位表示出来なくてもアクセスを集めることは可能
  • 検索順位の大変動が起きても、影響を最小限に抑えるサイト作りが大切

の2点です。

冒頭でも述べたように、特定のキーワードで一時的に上位表示することは、それほど難しいことではありませんが、長期間上位表示をキープすることは一筋縄ではいかないでしょう。検索エンジンに順位変動はつきものです。

多少の検索エンジンの変動ぐらいではビクともしないようなサイトを構築しておけば、突然の順位下落におびえる必要もなくなります。

検索エンジンは完ぺきでありませんし、バグることだってあります。

※この記事では具体的なアクセスアップの手法については言及しませんでした。スモールワードでの集客方法については、SEO対策の薬箱さんの「「毎日1000人以上集客するブログ」シリーズ」がためになると思います。

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2010 年 1 月 18 日 |

カテゴリー:seo

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