SEOでアクセスアップするためのただ3つの方法

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基本的に、SEOを実施してアクセスアップを図るためには、「検索順位を上げる」、「流入キーワードを増やす」、「検索結果でのクリック率を上げる」の3つの方法しかありません。

言っていることは特に目新しいことではないのですが、この3つしかないということを意識することで、アクセスアップさせるために何をすべきなのかが明確になります。

ここではそれぞれ3つの方法のポイントおよびメリット・デメリットについてまとめてみました。

検索順位を上げる

「検索順位を上げる」とは、文字通り検索エンジン上の自然検索結果の順位を上げることです。上位ほどアクセス数が多くなるのは自明でしょう。

順位を上げたいキーワードでページ内部のテキストを最適化させたり、順位を上げたいページへの被リンクを増やしたり、といった対策が中心となります。

メリット

何よりもビッグワードで上位表示が出来れば、ひとつのキーワード経由で多くのアクセスを獲得することが出来ます。例えば、月間検索回数が10万のキーワードで1位を維持すれば、そのキーワード経由だけで月間5万程度のアクセスが期待出来るでしょう。

また、この対策によってどの程度アクセス数の増加が見込めるかの目標設定が行いやすいというメリットもあります。

月間検索回数と検索順位ごとのクリック率のデータはあるので、そこからおおよそのアクセス数の予測が可能となりす。順位を何位まで上げれば、どのくらいアクセスが増えるかの予測が出来るので、目標が設定が容易です。

月間検索回数はGoogle Adwordsキーワードツールで調べることが出来ます。また、検索順位によるクリック率はこちらの資料が役に立つでしょう。

なお、データはどちらも目安程度に考えておきましょう。特にクリック率はキーワードの種類や検索結果におけるライバルサイトの状況によって大きく差が生じます。また、Google Adwordsキーワードツールでわかるのは、あくまでGoogleにおける検索回数であるという点も忘れないようにしましょう。

デメリット

検索順位を上げるためには、被リンクの増加が欠かせないわけですが、被リンクを増やせば確実に順位が上がるかといえばそんなことはありません。特にビッグワードの20以内、ミドルワードの5位以内となると、それ以上は簡単には上がらないのが現実です。

また、順位が上がったとしても必ず期待通りにアクセスが増えるわけでもありません。自分よりも上位にいるサイトが有名ブランドのサイトの場合は、たとえそのサイトよりも検索順位が上になったとしても、多くの人は有名ブランドの方をクリックするでしょう。

検索順位を上げるために、時間とコストをかけて様々な対策を施したとしても、期待通りの効果が必ず得られるわけではないということを頭にいれておく必要があります。

流入キーワードを増やす

「流入キーワードを増やす」というのは、ユーザーがアクセスしてくる検索キーワードの種類を増やすことです。いわゆるロングテールですね。

多数のキーワードによって集客しているサイトの例:

サイト全体の流入キーワードを増やすには具体的に2つの方法があります。一つはページを増やす方法、もうひとつは既存ページ内のテキスト量を増やす方法です。

なお、ロングテールでの集客に関しては以下のブログ記事が参考になります。

メリット

「流入ワード」を増やすことの最大のメリットは対策後に効果が出やすいという点を挙げることが出来ます。スモールワードを意識して新規にページを作成して検索エンジンにインデックスされれば、1日当たり数人程度ではありますが、確実にアクセスを増やすことが出来ます。

さらに、ランディングページを増やしておくことで、検索エンジンのアルゴリズム変更やインデックスのアップデート時に起こる順位変動の影響を最小限に押さえることが出来ます。

デメリット

目標設定が難しいという点が流入ワードを増やすことのデメリットです。1ページ増やせばどの程度アクセスが増えるのか、ページ内のテキスト量を1000文字増やしたらどの程度アクセスが増えるのか、といった予測が難しくなります。

ページ数とテキスト量を増やしていけばアクセスが増えるのは、ほぼ間違いないのですが、どの程度増えるのかはわかりません。

検索結果でのクリック率を上げる

「検索結果でのクリック率を上げる」とは、タイトルやスニペットを工夫することでユーザーの興味を惹きアクセスを増やすことです。

これにより劇的なアクセスアップに繋がることはないのですが、クリック率に差が出ることは確かなので、やっておいて損はないでしょう。

タイトルの付け方については、以下のページを参考にしてください。
⇒ 「タイトルタグを作るときに意識したい7つのポイント

メリット

何と言っても直ぐに対策出来るというメリットがあります。特にGoogleの場合は”meta description”がそのままスニペットに採用されるケースが多いので対策しやすくなります。なお、タイトルの変更を頻繁に行うと、マイナスの影響が出ることも否定できないので、タイトルを変更する場合は慎重に行うことをおすすめします。

デメリット

デメリットは効果測定の難しさにあります。タイトル、スニペットを適切なものに変更したとしてもどの程度アクセスが増えたか、クリック率が増えたかを正確に測定することは実質出来ません。何よりも効果測定中に順位が動いてしまう可能性も十分に考えられます。

まとめ

まず、タイトルとスニペットに関してはページ作成時に最適化しておくことをおすすめします。特にタイトルは頻繁に変更するものではありません。

SEOというと検索順位を上げることを最優先で考えている人が多いと思いますが、流入ワードの増加を優先的に考えてみるのも一つの方法でしょう。

流入ワードを増やすためには、新規ページやテキスト量の追加が必要であり、これらの行為によってコンテンツの充実につながります。コンテンツが充実してくれば、被リンクが付きやすくなるので最終的には検索順位のアップにも繋がるのです。

※この記事は、Twitterでの@togawa1110さんとのやり取りでインスピレーションを得て作成しました。

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2010 年 5 月 10 日 |

カテゴリー:seo

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