ついクリックしてしまう「素数」の不思議
突然ですが、こんな広告見たことありませんか?
210ヤード→293ヤード飛ぶ
なぜ体力のない53歳の男が293ヤードも飛ばすことができたのか?
最近、Yahoo!のインタレストマッチ広告などで頻繁に表示されるテキスト広告です。
この広告を見る度にいつも思っていたのですが、なぜ”293ヤード”なのでしょうか?そしてなぜ”53歳”なのでしょうか?
ポイントは”293”も”53”も素数であるという点です。
素数とは、1と自分自身以外の数で割り切れることが出来ない数字です(詳しくはwikipediaで)。英語では「prime number」といいいます。なんか日本語に比べてかっこいいですね。
さて、この素数ですが約数が少ないということもあり非常にキリの悪い印象を受けます。ただ、このキリの悪さが逆にユーザーの気を惹く結果につながっているようです。
例えば上記の広告のテキストが、
210ヤード→290ヤード飛ぶ
なぜ体力のない50歳の男が290ヤードも飛ばすことができたのか?
だったらどうでしょうか?受ける印象がまるで変わってくると思います。なにか簡単にスルーされてしまいそうな広告文です。
冒頭で紹介した広告文は、数字に素数を使うことで上手にユーザーの気を惹きつけている好例だと思います。
この素数を使う戦略はブログのまとめ記事のタイトルにも使えそうですね。ブログのまとめ記事を書く場合、タイトルに数字を入れることがリンクを集める上での常套手段となっていますが、この数字を素数にします。
例えば、
「PageRank7のページからリンクをもらうための11の方法」
みたいなタイトルですね。”11”のような素数を使うことでより注目を集めやすくなるかもしれません。
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2009 年 9 月 3 日 |
カテゴリー:その他